
10分~15分前には面接会場に到着するのが原則です。
事前に面接先までの交通手段と所要時間を調べておきましょう。
ただし、電車の故障などでやむを得ず遅れそうなときは、必ず担当者へ電話を入れること。
面接会場に一歩入ったときから面接が始まっています。
そして、携帯電話の電源を切るか、マナーモードに設定しておくことを忘れないように。
また、玄関を出るまで気を抜かないようにしましょう。
準備しておくもの
履歴書、筆記用具、会場の地図、応募先の担当者の氏名や連絡先、印鑑など
よく聞かれる質問
○「自己PRをして下さい。」
○「自分の長所と短所を教えて下さい。」
○「なぜ、この医療機関を希望されたのですか?」
○「なぜ、看護師になりたいと思われましたか?」
○「どんな看護師になりたいと考えていますか?」
○「職場の人間関係をよくするために心掛けていることはどんなことですか?」
スマートな入室マナー
入室時のマナーは第一印象を左右します。スマートな入室を心掛けしょう。
ノック
「トントントン」とノックをゆっくり3回行います。大きな音を立てたり乱暴にならないようにしましょう。
入室
ノックの後、「どうぞ」の一言を待ってから入室します。
入室時には「失礼します」という声掛けを忘れないように。
ドア
入室後、ドアを閉める際は一度振り返り、静かに閉めます。
振り返らず、後ろ手で閉めたり、乱暴に閉めるのは雑な印象を与えるので、NGです。
挨拶
ドアを閉めた後、振り返り、面接担当者に対し、「○○と申します。よろしくお願いします。」 と挨拶します。
併せて一礼します。
イス
イスに腰掛ける際は、「どうぞ」と勧められた後、イスの脇で「失礼します」と一言告げ、
静かに着席します。深く掛け、足先を揃え、手はひざの上で軽く重ねます。
態度
話すときは相手の目、もしくはネクタイの結び目あたりを見ます。
うつむいたり、小さな声でぼそぼそ話すのは、自信のない印象を与えます。また、緊張のため 早口になりがちです。
背筋を伸ばし、落ち着いてハキハキ話しましょう。質問に答えるときは聞かれたことに対して簡潔に的確に答えましょう。
分からないことは無理に答えようとせず、「申し訳ございません。勉強不足で分かりかねます」と正直に言いましょう。
退室
まずイスの脇に立って一礼します。 ドアの前でもう一度一礼し、「ありがとうございました」と挨拶をします。
ドアは入室時と同じく、静かに閉めます。
終わったからと気を抜かないようにしましょう。
ふとした一言
自分の呼び方
「私(わたくし)」が最適です。
家族の呼び方
家族を呼ぶ場合は、「父」「母」「兄」「姉」「叔父」「祖母」と呼ぶようにしましょう。
「お父さん」「お母さん」など「さん」付けは厳禁です。
つい多用しがちな言葉
面接での緊張感から「すいません」と言いがちになります。
「ありがとうございます」「失礼します」「申し訳ございません」と言い換えましょう。
正しい敬語
○ 行く → 参ります
○ 聞く → 伺う
○ 言う(自分) → 申し上げる
○ 言う(相手) → おっしゃる
○ 見る → 拝見する
○ 電話する → お電話差し上げる
○ 電話をもらった → お電話を頂きました

第一印象は始めの6秒で決まります。清潔感のある身だしなみを心掛けましょう。
髪
お辞儀をしたときに髪が顔にかからない工夫をしましょう。髪が長い場合はすっきりとまとめておきます。
セミロングの人はフェイスラインを出した方がすっきりとした印象になります。
服装
スーツは落ち着いた色で自分に似合うものを見つけましょう。
シャツやブラウスは白やパステルカラー、シンプルなストライプなどを選びましょう。
スカート丈は膝から10センチ以内がベストです。ストッキングは肌色が無難です。
ワンポイント
ストッキングの伝線に備えて、予備を持って行った方が安心です。

履歴書は自分に合った書きやすいものを選びましょう。
趣味・自己PR・性格・志望動機など右側のレイアウトはさまざまです。
履歴書の常識
字がヘタでも丁寧にゆっくりと
最近ではパソコンで作成した履歴書が増えてきましたが、わざわざ「自筆履歴書」を指定する病院もあるので、手書きの方が
無難です。一字一字、丁寧に書きましょう。文字の大きさは与えられたスペースにバランスよく収まるように書きましょう。
筆記用具は黒色を使用し、なるべく大きめに書くようにしましょう。
修正液は使わない
履歴書は公文書と同じものです。公文書を修正すれば書類の信用性が失われます。したがって修正液を使っての修正は採用担当者に悪い印象を抱かせてしまいかねませんので避けましょう。
必ずコピーしておきましょう
面接では履歴書に記載された内容に基づいて質問されることが多くあります。
書いた内容を忘れないよう、必ずコピーをとっておきましょう。
履歴書の書き方
提出する日付を記入します。
持参するときは当日の日付、郵送するときは投函する日付を記入します。
写真
簡易の証明写真は避け、できるだけ写真館で撮影したものを使用しましょう。
写真の明るさを調整してもらえる上、髪型、表情、襟元など細かい点への配慮もされるので、スピード写真よりも断然よい
仕上がりになります。服装はスーツが無難でしょう。
学歴・職歴
学歴・職歴欄に記載された事項から、面接官は様々な情報を読み取ります。
留年や浪人期間は必ず聞かれますので、どう答えるかを準備しておきましょう。
基本的に義務教育期間の記入は必要ありませんが、 中学校を記入する場合は卒業年度のみを記入します。
高校以降は入学年度と卒業年度を記入しましょう。
年号は和暦か西暦のどちらかに統一します。
アルバイトは職歴には入りませんが、アピールできる長期アルバイトの経験がある場合は記入してもよいでしょう。
志望動機
履歴書で最も重要な項目です。看護師になろうと思ったきっかけや、この病院に応募した理由を書きましょう。
それぞれの病院ごとに内容を変える必要があります。
病院の理念や特色、見学時の印象などを切り口にすると書きやすくなります。
本人希望欄
自分のやりたい看護のことを書きます。希望科目とその理由も書きましょう。
新卒の方は給与や勤務時間の希望を書く必要はありません。
趣味・スポーツ欄
項目だけでなく、具体的な活動内容やエピソードを書くのもいいでしょう。

テーマは看護学校や医療機関での経験を通じた「看護観」についてが最も多いです。
その他には「医療業界」や 「社会への関心」についてがよく出題されています。
出題例
○ 「看護師としてどうありたいか(800字以内)」
○ 「あなたの志望理由と入職後の目標について(400字以内)」
○ 「『携帯電話とモラル』について、あなたの思うことを800字以内で述べなさい」
○ 「実習で印象に残ったこと(800字以内)」
どんなテーマが出題されても、一番大切なのは「自分の意見(≒主張・結論)を提示すること」と「その根拠(≒理由・具体例)を明らかにすること」です。文章を書くのが苦手な人も、練習によって克服できます。
日頃から書くことに慣れるように、繰り返し、文章を書く練習をしましょう。
小論文・作文の書き方
一般的に、小論文と作文の違いは客観性や根拠の有無にあると言われています。もちろん、客観性や根拠が備わったものが小論文なのですが、かりに志望する医療機関で出された課題が「作文」であったとしても、「小論文」のつもりで書いた方がいいでしょう。
まずは、あなたの意見や主張を述べてください。次に、なぜそのような意見や主張を持つに至ったか、丁寧な根拠をつけることが大切です。根拠というと、分かりにくいかもしれませんが、データを添えたり、エピソードをつけたり、テレビや新聞の報道で知ったこと、看護学校などで教わったこと、本で読んだことなどを紹介することも根拠になります。こういった根拠があってはじめて、あなたの主張は客観的で論理的、つまり筋道の立ったものになるのです。
採用担当者にしろ、同僚にしろ、患者さんにしろ、他人を説得したり、納得してもらえるためには根拠が必要です。一方で、根拠のある文章が書ければ、根拠のある話し方もできるようになります。こういった能力こそがコミュニケーション能力なのです。この機会に是非、身につけたい能力ですね。
ワンポイント
文章や内容の上手・下手だけでなく、医療機関が重要視するのは誤字・脱字がないかということです。
これを防ぐにはこまめに辞書を引かなくてはいけません。テーマも文字数も例年同じ傾向ですから、今から練習して慣れておくといいでしょう。

意欲(モチベーション)を見せる
大前提として意欲(モチベーション)が低ければ、仕事はできません。
まずは、面接官に熱意ややる気を最大限伝えることを心掛けましょう。
いかにスキルや経験が豊富な人でも、入職したいという意欲が感じられないようでは印象が悪いものです。
また、会話の内容だけでなく、表情や身振りにも気をつけ ましょう。
前向きな姿勢を見せる
面接においてはネガティブな考えや姿勢、前職の悪口や愚痴は厳禁です。
転職自体には不満など何らかのネガティブな要素が多いものですが、それを前向きに捉え、今後どのように改善していきたいのかを考えたうえで、「過去より未来」を基本的なスタンスとして持っておきましょう。
知ったかぶりやうそはつかない
「なんとしてでも」と思うあまりに自己主張が強くなったり、本来の自分より大きく見せようと背伸びや「知ったかぶり」をしてみたり、あげくの果てにはウソをついてしまったり…というのは問題外です。
無理して着飾ったところで、すぐ見抜かれてしまいますし、入職後に困るのは自分自身です。
聞かれたことに対して一生懸命に考え、自分の言葉で伝えようとする姿勢は見せつつ、分からないこと、答えられない問いかけに対しては素直にそれを伝え、誠実な姿勢を伝えましょう。
落ち着いた対応をする
面接でアガってしまったり、緊張してしまったりすることは仕方ないことです。相手もそれは重々承知です。
しかし緊張のあまりに早口になってしまったり、 質問の意図とまったくズレた答えを述べてしまったりするのはいけません。
無理に即答しようとせず、一度しっかりと考えてから、ゆっくり答えるよう心掛けましょう。
自分に自信を持つ
面接の場で妙に萎縮する必要はありません。充分な準備が自信を生み、その自信が落ち着きや余裕を生み出すものです。面接に向けて自信が持てるまで周到な準備を行いましょう。